ソーシャルコマース（Social Commerce）

■概念

ソーシャルメディア（SNS）とオンラインメディアの組み合わせにより、商品やサービスを購入するための新しい電子商取引（流通ビジネス）モデル
*グローバルインターネットポータルヤフー（Yahoo）が、過去05年 "ソーシャルコマース"の用語を初めて使用

■タイプ

ソーシャルリンク型、ソーシャルウェブ型、共同購入型、オフライン連動型などがあり、このうち "共同購入型"ソーシャルコマースがブーム

*ソーシャルリンク型：電子商取引サイトに、FacebookやTwitterなどのSNSに移動できる（ボタン型の）リンクを提供する方法

*ソーシャルウェブ型：ウェブリンクだけでなく、電子商取引サイトで行われる購入、レビューなど消費者の行動が消費者のSNSに自動的に反映して、サイ​​ト内にソーシャルネットワークの機能が実装されている形

*共同購入型：製品ごとに定められた最低購入数量が達成される時の割引を提供するように、過去08年、世界最大のソーシャルコマース企業（美）Groupon（株フォン）の設立以来、全世界的に共同購入型ソーシャルコマースブームが発生

*オフライン連動型：オフラインのスペースをSNSに接続させる形で、オフラインでスマートフォンなどのネットワークが可能な端末（デバイス）を利用して位置情報サービスなどを活用し、ソーシャルネットワークと接続するタイプ

■特徴

消費者は、商品を50％ほど安く購入することができ、大幅な割引を、企業は大量販売や広報の手段として活用
*消費者は最低購入量販売のためのソーシャルネットワークサービス（SNS）を介して自発的に情報を拡散

■市場規模

'10年初頭以降、国内のソーシャルコマース市場が急速に成長し、'11年1月現在、約300社以上の企業が形成される

■関連論難

払い戻し不可、差別待遇、予約難航など被害事例が急増して公正取引委員会はソーシャルコマース業者を既存の "仲介業者"でインターネットショッピングモールのような "通信販売業者"として再規定して交換、返金規定を是正することを命令（ '11 .5）して論難が起き